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読書記録#2:地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

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フェルミ推定を知っていますか?

突然ですが、次の質問に3分で答えてください。

日本全国に電柱は何本ありますか?

皆さんはどのように考えますか?このような、到底答えに見当もつかないような問題を「フェルミ推定」を使って類推します。フェルミ推定を通じて、日常に潜むあらゆる課題への解決能力を鍛えます。

本の情報・読了日

タイトル:地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
著者:細谷 功
出版日;2007年
読了日:2021年8月12日

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なぜ読もうと思ったか

・「頭を使って考える力」を手に入れたいと思ったため
・物事に対してもっと深く考察して自分の意見を伝えたいと思ったため

読んで学んだこと・得たこと

冒頭の問題は、いきなりすぎて、見当もつかないですよね。速攻で、Googleエンジンに頼りたくなるような問題です。今回の書籍では、「フェルミ推定」は、以下のように説明されています。

把握することが難しく、ある意味荒唐無稽とも思える数量について何らかの推定ロジックによって短時間で概数を求める方法をフェルミ推定という。

出典:地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

以下、本書のポイントを自分なりにまとめ直してみました。

現代

・インターネットの発展により「専門家」と「素人」の優勢性の差が小さくなった
・「考える力」を有しているか否かによる二極化の時代「ジアタマデバイド」の到来
・情報過多の時代。情報に依存する姿勢では「思考停止」に陥ってしまう。コピペ族
・これからの時代に適した人材に必要な最大の知的能力が「地頭力」

「地頭力」とは

「頭のよさ」は3種類に分類できる。
・「X軸:地頭がいい(考える力)
・「Y軸:機転が利く(対人感性力)
・「Z軸:物知り(知識・記憶力)

X軸:地頭がいい(考える力)

・数学の問題やパズルを解くのが得意な「考える力」を有している
・問題解決のトレーニングで鍛錬可能
ほとんど陳腐化しない
・環境変化が激しく、過去の経験が未来の成功を保証するとは限らない現代の重要な能力

Y軸:機転が利く(対人感性力)

・「場の空気が読める」といった、理屈では説明できない特殊能力を有している
・人間関係で揉まれることで鍛錬可能
ほとんど陳腐化しない

Z軸:物知り(知識・記憶力)

・多種多様な知識を幅・深さともに有している
・暗記型勉強で鍛錬可能
陳腐化が速い
今日では、この能力の相対的重要性は低下

座標面から見る知的能力

・YZ平面(対人 +知識):旧来の会社経験で養われていた能力。レガシー社会人。
・XZ平面(地頭力+知識):受験勉強で試される能力
・XY平面(地頭力+対人):生涯、陳腐化することない、これからの時代で求められる知的能力。

「地頭力」の構成要素

3つの思考力

1.結論から(仮想思考力)
2.全体から(フレームワーク思考力)
3.単純に(抽象化思考力)

この3つの力が地頭力で重要な要素となる。これらの力はすべて、「フェルミ推定」によって鍛えることが出来る。すなわちフェルミ推定を通じて、地頭力を鍛えることが出来る。

3つの思考力のベースとなる3つの力

さらに上記の3つの思考力は、以下の3つの力が土台になっている。

論理思考力:守り
自分自身の思い込みを捨てて、客観的に話が一貫するように整合させる力。フェルミ推定で鍛えられる。
直観力:攻め
アートでありきわめて属人的な能力であるが、フェルミ推定で鍛えられる。
知的好奇心:原動力
2種類存在する。「問題解決に関する好奇心(Why型)」と「知識に対する好奇心(What型)」。地頭力の鍛錬に関しては前者は有益だが、後者は時には有害にもなるため注意が必要。考える力は、答えがあるなしに関わらず、まず自分の力で考えてみるという習慣づけが重要。Why型の好奇心を持って日々を過ごすべき。

「結論から、全体から、単純に」考える思考能力は、「論理思考力」と「直観力」の両輪から成り立っている。知的好奇心はすべての土台であり、原動力。

フェルミ推定の解法プロセス

1.アプローチ設定
2.モデル分解
3.計算実行
4.現実性検証

3つの思考力のプロセス

フェルミ推定の解法プロセスが、「3つの思考力」のプロセスと関連が強く、フェルミ推定を通じて、3つの思考力を鍛錬できる(=地頭力を鍛えることが出来る)

1.結論から(仮想思考力)

今ある情報だけで最も高い可能性の結論を想定 → 常にそれを最終目的地として強く意識 → 情報の精度を上げながら検証を繰り返して仮説を修正しつつ最終結論に至る

2.全体から(フレームワーク思考力)

全体から部分への視点移動 → 切断の「切り口」の選択 → 分類(足し算の分解) → 因数分解(掛け算の分解) → ボトルネック思考

3.単純に(抽象化思考力)

対象の特徴から単純化・モデル化 → 抽象レベルで一般解を導出 → 再度具体化して個別解を導く

フェルミ推定のビジネスへの応用

「結論から」考える、が有効な対象者

・検索エンジン中毒者
・完璧主義者
・情報コレクター

「全体から」考える、が有効な対象者

・猪突猛進
・セクショナリズム(全体を意識せず身近なものに専念してしまう)

「単純に」考える、が有効な対象者

・経験至上主義

所感

これからの時代は「地頭力」が必須になることを改めて痛感した。Google検索で得られる情報に依存するようなコピペ族にならないよう心掛けたい。日々の生活において「結論から、全体から、単純に」考えるように癖をつける。

今すぐすること

何題かフェルミ推定にチャレンジしてみる。

ABOUT ME
たま
機械工学の学部を卒業後、研究開発の部署で働いている。趣味を模索中。3Dの表現技術が専門。猫とコーヒーが好き。
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